一眼レフでの動物園の撮影は?檻を消す撮り方のポイントを解説
一眼レフカメラを使い動物園で撮影したいという方も多いと思います。
ですが、動いている動物には、ピントが上手く合わず、ピンボケ写真になったりと、上手く動物を撮影することができないという悩みも良く聞きます。
また、一眼レフで動物園の撮影をするとき、その多くが檻などの柵越しから撮ることになります。
その場合、何も考えずにAFで撮影すると、檻にピントが合ってしまったり、動物と一緒に檻が写り込んでしまいます。
ですので、動物園の撮影は、MFを使って工夫して撮ることが必要になりますね。
そんなことわかっている、どのようにすれば檻を消して撮影すればいいのかということが知りたいと思っているはずです。
この問題を解決するポイントは次の2つです。
わかりやす解説すれば、動物園でレッサーパンダを一眼レフで撮影するとしましょう。
まず長焦点(450mm以上)を使い檻や柵越しに見えるレッサーパンダにピントを合わせます。次に開放絞りで被写界深度を浅くします。このようにすればレッサーパンダ以外にピントが合いにくくなるんですね。
逆に190mmと焦点距離が短いと開放絞りでも檻が目立ってしまいます。
また、檻にピントが合いやすくなるだけではなく、画角が広がれば、動物と檻以外にも、周りの背景まで写りこんでしまい、迫力のないありふれた檻の中にいるレッサーパンダの写真になってしまいますね。
そのため、焦点距離を450mmに変更して、画角を狭くしてレッサーパンダを大きく写すといいでしょう。
また、焦点距離が長くても絞り込むと檻が目立ちますので気をつけてください。
レッサーパンダ以外にも、動物園にいるライオンやヒョウ、トラなども、この一眼レフでの動物園の撮り方をすれば迫力のある写真になると思います。
もちろん、狙う動物の表情が見えるまでチャンスを待つことは必要です。
なお、誰もが憧れるプロの写真表現やクオリティーの高い写真はどのような撮影技法に裏打ちされているのか?
カメラ設定やレンズワーク、撮影に役立つヒントなど、こんな時にこんな機能を使うといったプロカメラマンのわかりやすい解説を見れば、いまさら聞けないといったことでも、年齢性別に関係なく効率よく一眼レフでの撮影が上達するはずです。