一眼レフでの空・雲の撮り方
空や雲を一眼レフで上手く撮ることが出来ますか?
風景写真で、空や雲がくっきり綺麗に撮れている写真は、やはり感銘を与えるような印象深いものになりますね。
また、空や雲と一口に言っても、その面持からは様々な季節感を感じさせてくれます。
強い光と入道雲は夏を感じ、うろこ雲や筋雲などは秋を感じさせてくれるものです。
そんな空や雲を活かしたな風景写真を撮るなら、春なら残雪の山、夏ならお花畑、秋なら紅葉などの地上の風景を脇役にして、季節感やスケール感を出すようにすれば、素敵な写真になりますね。
それには、広い風景として捉えられる広角レンズを使うことが多くなりますが、例えば高く伸びる雲を地上の風景などのモチーフと一緒にとらえたいようなら、20ミリ程度の超広角レンズが必要になるでしょう
また、雲は思ったより動きが速いので、流れていく方向を見定めて、地上の風景と雲とのバランスが上手く収まる瞬間を狙って撮るのがコツです。
更に空の青さや雲の白さを強調して撮るなら、PL(偏光)フィルターを使うと良いですね。
レンズに入ってくる光を一方向だけにすることができ、青空の深みが増しますし、白い雲も印象度が一段とアップします。
使い方は、PL(偏光)フィルターをレンズにセットして、ファインダーを覗き、その枠を回転させて効果を見ながら撮影します。
更にデジタルカメラなら、画像調整機能が備わっているものもあるので、コントラストや色の鮮やかさなどを調整する仕上がり設定を使えば、空や雲のくっきり感が出せ強調することも出来ます。
もし、カメラにこうした機能があるようなら積極的に使ってみると良いですが、経験が必要とする部分もあるので誰しもが上手く出来るとは限りません。
いずれにしても、雲や空を美しく写したいなら、やはり空気が澄んでいるところが綺麗でクリアに見えるものなので、場所と時を選ぶことが大切でしょう。